伊豆市未来塾では「発表した事は実行をする」というルールがあります。
実際に様々な市町村で同じ様な人材育成やワークショップ 又、学生たちによるディスカッションが
行われますが、そのほとんどが「発表して終わり」という机上の空論です。
人を集めるのにSNSを使えばいいという提案があったとしても、実際にやってみれば人は簡単には
集まりません。「やったのか」「できなかったのか」 この2つの言葉の違いは実際に経験をしたか
否かという大きな分かれ方をします。
まずは動く・検証する・修正する そして 継続する。 これが本来の人材育成のゴールのカタチ
だと思っています
統括・飯倉清太
■「バンガローは何の木」
伊豆市の魅力を世界に発信しようと、今年も地域の小・中学生19人が情報マガジン「KURURA(くるら)の製作を進めている。原稿作成を前に、6日まで4チームに分かれ市内各所で取材活動を行っている。
主催はNPOサプライズや伊豆市こども未来塾などでつくる同制作実行委員会。今年で3回目。今回もプロデザイナーの浅井由剛さんが編集指導する。
参加者は、先月26日の第1回講座で浅井さんのレクチャーを受けた後、中伊豆、天城、修善寺温泉場、修善寺駅前エリアに分かれ、何を取材するのか話し合った。
中伊豆エリアのグループ4人は5日、わさび田、万城の滝キャンプ場、神代の湯など5カ所を取材した。万城の滝キャンプ場では、スタッフに「バンガローは何の木で出来ているか」「バンガローの名前は、なぜ鳥の名なのか」などを質問。2年前に続き参加した修善寺中1年の三須海聖君は「年々、バージョンアップしているガイドブックの製作に、また関わりたいと思った。今回、取材を通じ伊豆市の自然の素晴らしさをあらためて実感しました」と話した。
今後は磯遊びやところてん作りなどの体験講座を1回、グループワークを2回受け、来年1月末に完成発表会を開く予定になってる。
【写説】情報マガジンの制作に向けて取材する子どもたち=伊豆市地蔵堂の万城の滝キャンプ場