「続ける方法」2

前回の振り返りからみると 続かなかった理由として

【時間】【予算】【予定】【都合】【忙しい】【楽しくない】【人間関係】【面倒くさい】【義務】【やる側の意識】【メリット】【参加者集めるのが大変】

 

今回のテーマは「予算」と「清掃活動」の関係について

 

さて、お金というのは大事ですよね。予算があるか無いかでその活動の範囲が決まってくる。

例えば地域で何かの催しものをやろう、イベントをやろう、清掃活動をやろう、やるとなれば

大体いくら必要なのか、それが無いなら出来ないという判断になります。

 

また最初はお金を集めて活動を始めたが「お金の切れ目が縁の切れ目」という感じで、予算が

終わったり補助が終わってしまえば動かなくなってしまう。 これはビジネスの世界でも全くおなじです。 世の中予算 予算 予算・・・ しかし僕(飯倉)が思っていることは

 

【お金が無ければ続かなくなってしまうならば、最初からお金をかけなければいい】

 

ここまで読んだ方は大抵 「ん?お金も稼がずボランティアで良い事して満足?」と思われるかもしれませんが笑(あまり言われた事はないけど)。そもそもNPOサプライズがやっている事はボランティアでもないし、ましてや清掃活動でもないと思っています。(これもまたいつか話しますが)

 

僕らの最大のmissionは「継続する事」 確かに継続するには「お金が必要だ」というご意見をよく耳にするが、ではお金があれば続くのだろうか? 答えはNOですよね。

お金という要因は関係しているものの お金があれば100%続くモノではない。 ではどうするか 答えは簡単ですよね「0円でやればいい」(お金を極力掛けない)

 

そもそも清掃活動にお金は「掛からない」。人件費とかゴミ袋とかなんだかんだと言えば それは掛かっているのでしょうけど、ホントここ1年〜2年くらいは 皆さんからご好意でゴミ袋などを頂いたりしているし、足りないなら自分たちポケットマネーで買えばいいくらいの感じ

 

そう、最初の活動の設計時に「いつでも戻れる場所を作っておく」というコンセプトを付けたんです。この考え方で行くと0で動くのが最も理論的になってきます。まずはしっかりとした幹を作る、幹が育てば枝が伸び葉が繁り、そして実がなる。 もし実が落ちてしまったらまた幹に戻ればいい。ごくごく単純な構造なんです

 

またお金というのは 思考を広げない「壁」をつくるコトが多々あります。よくワークで僕が使うものがあります、それは

 

「100万円で もっとも効果的に地域活性をしてください」

 

という題材で最初のセッションを行います。色々な方が色々な意見を出します、例えばAKBの誰かを呼ぼうとか、さんまを100万円分焼こうとか、プレゼントしようとか

でも、そもそもこの時点で既に「思考が100万円を越えない」んですね、それ以上というか予算以上の事を考えないんです。だから人を驚かそう サプライズしようという思考が停止気味になる 逆に

 

「今度は0円で もっとも効果的な地域活性をしてください」

 

となれば、使うのは「知恵」「体」「つながり」などですよね。ありとあらゆる方法で どうにかして地域活性を行おうと考える。一生懸命しぼりにしぼって出して来た案を紙に書いてみる。

紙に書いたものは全てプライスレス アイデアの宝庫ですよね。

 

とはいえ僕はお金が嫌いじゃないんですよ(笑) 僕が嫌いなのはアイデアが出ないこと

 

だから お金をかけないで伸びる幹を僕らは選択しただけなんですね

 

そこで「会員費を集めよう」とか「参加費を集めよう」とか「寄付金を集めよう」と言ってもですよ、最初は集まっても続かないですよね。 大体これで「無理」をし始める、すると優越が決まりだし 今度はいざこざが起きる。お金が足りませんが始まって、集客、集金となり、やがてストレスが発生し分裂、活動は停止 という流れが多々あるんですよね。 

 

では、僕らはその逆をすればいい 要するに「0円」でやればいいという事なんです

これはあくまでもサプライズの中でも「清掃」の部分ですけどね

 

もうひとつ、途中でポケットマネーでと書きましたが ここに「?」が付く人もいると思うので書いておきます。清掃活動をすると様々な「メリット」があります、それは拾う人の意識の問題でもあるし「やらされている感じ」があったら「デメリット」しかないですよね

しかし、「メリット」を感じる事が出来た場合は 何かを「学んでいる」状態になります。

 

ここが大事な所で 「何かを学ぶ」=「お金が掛かる」 という話に世の中なるんです

 

塾 ヨガ ダンス 水泳 パソコン 英会話 ゴルフ テニス 習字でもなんでも 教室に入ればお金が掛かる。 それぞれが「学びたい」「修得したい」と考えればお金を出せばよいだけのこと。「人とつながりたい」「まずは行動を身につけよう」「どうやってアイデアを広げよう」

という学びが清掃には隠れています。 だから授業料を払ってもよいものだと僕は思っています

(そもそもお金掛からないですが・・・)

 

まとめていくと 世の中はお金が掛かる事ばかりです。 しかしお金を意識する事でデメリットも生まれる「場合がある」という事なんですね、予算ばかりを気にしていれば始める速度は落ちるし実際に行動に移せずにネガティブな発言ばかりになったりする。これは勿体ない事だと思っています。悩む必要がない程お金を持っていればいいのですが、実際はそうではない。

 

だからこそ「0円で最大限の効果」を生み出す思考が大切だと僕は思っています

 

サプライズの他の事業が止まったとしても・・・・清掃だけは無くならないのです

 

とはいえ これは稀なケースだと思います