どんな企画でも必ずやらなければならないものが「目的の明確化」というものです。
スタートする上で なぜこの企画を実行するのかという部分を共有しておかなければ
あとで道に迷った時に軌道を修正するのがもの凄く大変になるということなんです。
例えば 僕らNPOサプライズは スタート時にさまざまな問題に突き当たりました。
当初「ゴミを拾う」 ことから始まり、新聞報道もしていただき そこから更に加速
していくには やはり「法人」になりちゃんと責任をもったカタチにしようという
ことになったんです。 NPO法人として認証を受ける間の4ヶ月で色々な事をまた
話し合いました。 月に1度の理事会は 「どうやって活動を広げるか」という
話題に集中をしました。 次の清掃活動に一人がひとり連れてくるとか、運営費を
確保する為に会員を何人募るとか、 最初な何となく盛り上がっていたので進みましたが
途中で雰囲気が悪くなって行くんです。 なぜか? それは「ノルマ」っぽくなって
しまったのが原因だったんです。このとき ちょっと考えてみて 自分たちがなぜNPO
を作ったのかを分解してみたんです。 そうすると見えて来たのが 僕らが集まった理由
は「ゴミを拾う」ということだったんです。
おわかりになるでしょうか、 僕らが集まったのは 人を集める事やお金を集める事ではなく
「落ちているゴミを拾っていこう」というものだったんですね。
1000人が1度に集まるゴミ拾いのイベントも大事だけど
10人が100回集まった方が文化になると考えたんです。
例えば講演とか講座でもまったく同じで 義務的に来た人が100人いるより
話を聴きたくて集まった5人の方が余程すばらしいものになるんです。
とかく「数字」というものを僕らは意識し過ぎてしまい どっかで迷子になってしまうこと
が多いんですよね。
迷子になっているといえば 少子高齢とか人口減少とか消滅可能性都市とか地方創生とか
本当に色々なワードが飛び交っていて バタバタしている感じがありますけども
1度 言ってみたいですね
「落ち着けニッポン」 と。
足元をちゃんとみて 何の為に 誰の為に 何をいましなくてはならないのか
地域も全部そうですよね。 会社も何でもそうですけども、1度 目的の明確化を
してみてはいかがでしょうか。 見えてくるものがきっとあると思います
内閣官房・地域活性化伝道師 飯倉清太
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