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「サテライトオフィスの可能性」

 

全国津々浦々で「サテライトオフィス」という言葉が踊っています。しかし、なかなかうまくはいかないというのが事例として上がっています。なぜうまくいかないのか?逆に上手にいっている場所はなぜ成功しているのか? 

ドットツリーを運営・管理をさせていただいてから2年半。色々な経験をさせていただきつつ、自分でも「ここかな?」といういくつかのポイントは見えてきています。

少しサテライトとは違うかもしれませんが 例えば「引っ越すのは簡単だが、住み続ける事は難しい」。だからこそ「仕事」がとても大切。これは移住定住にも結びつくことですが、ドットの場合は事業者または個人事業主の方に入居していただくコンセプトからスタートしたことで「オフィス付き」という企画になりました。そして「日本のどこでも働ける方」「伊豆のここだからこそできる仕事の方」などの想定をしました。

この考え方はサテライトオフィスでも同じなのだと思っていますが、サテライトオフィスにはいくつかの「弱点」があると感じています。例えばコミュニティ、働き方そして住環境など。この弱点を全てではないですがクリアできているのがドットツリーなのではないかと2年半が経過して実感しているところです

その点を踏まえ昨日、ドットツリーにてサテライトオフィス体験交流ツアーを実施。九州・東京・沼津からこの企画にご参加いただきました。
お昼前からドットツリーがどうやって企画を立ててきたか、また当初考えていたことからどのように変わっていったか。
また現在入居して頂いているアーティスティックスの長岡社長・営業の加藤さんとディスカッション。そこで企画者・利用者の声をお聞きいただきました。

ドットツリーの企画立案当初、本当は募集として1業種で行きたかった が 途中で無理だとオーナーと話し合い「1業種1社」で募集をすることになった経緯や時間軸を考えての募集、家賃設定の方法論 コミュニティの形成方法などもお話させて頂いた次第です(もっと多くお話をさせていただきましたが)

そのあとは市内の施設と小土肥でサテライトを構えているアースリンクさんのオフィスを見学させていただくという工程

全体の工程が終了し 参加いただいた皆さんから質問を頂いたり、またご意見をいただく事で 実はさらにアイデアが浮かんだり、また「ここに着目されたんですね」という部分がわかったりと 自分自身が勉強させていただく場になりました。やはり「アウトプット」することで「インプット」が生まれるのだと実感をしました。また以前にも同じ感想を頂いたことがあるのですが「修善寺ってすでに12ものサテライト誘致に成功しているんですね」と・・・客観的な目で見るとそう見えるんですね とても参考になりました。

サテライトオフィスというものの可能性というのは、ドットツリーで自分自身で感じています。実際に今後地方が直面することを少しでも改善するためにはとても大事なことだと思います。ひとつの方法論としていうならば

「雇用→安定→住居→家族→教育」

となるはず。地域を構築するのに何から手をつけるのか簡単に考えれば上のようになるのだと思います。(あくまでもひとつの方向性)だからこそサテライトオフィスという方向性は「あり」だと思っています。

しかし誘致するにしても「これだけはやらない方がいい」ということもあります。それをやってしまうと後から失敗する可能性が大きい。これもまた現場で感じてきたことです。

こんな内容を含めてドットツリーにて今後もこの企画を進めていこうと思っています。実際に有効利用できそうな空き家なども増えてくると思いますから。次回は11月もしくは12月に開催したいと考えています(無料)

 

(改めまして今回ご参加頂いた富山社長・溝口さん・田原さん・古家さん・山田さん 本当にありがとうございました。
またぜひお会いさせてください! アーティスティックスの長岡社長 加藤さん アースリンク宮下社長 本当にありがとうございました またよろしくお願い致します)